Standing South American


by takeharueguchi

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ

全体
Profile
Favorites
頑張れ的…
日記等
アルバム(#.1)
アルバム(#.2)
アルバム(#.3)
~2005 FOREIGN TRIP
Germany
Poland
Slovak
Hungary
Romania
Slovenia
Croatia
Italy
Tunisia
Egyptian
Jordan
Syrian
Turkey
Malaysia
Indonesia
Thailand
Myanmar
Laos
Cambodia
Singapore
Sri lanka
Vietnum
Philippine
Macau
China
USA
Peru
Bolivia

以前の記事

2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2007年 06月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

偽造!_拘束!

なんか、悪ぶっているタイトルに。


(エジプト/カイロ/ 06/Sep/07)

今日は、悪いことはしていないんだけど、サングラスやらをなくしてしまったので、保険の為の調書を書いてもらいにツーリストポリス(昨日とは別の)へ。延々と四、五時間色々なところを回された後、二日連続で警察帰りをしてしまった。相変わらず、時間がかかる…イタリアなら即発行なのに。ま、ビデオやらカメラも、思わず書いてしまったんだけどね…偽造?

朝、起きて国際学生証を作りにいく。パスポがあれば日本の学生証はいらないとの事、日本で作るよりも簡単。ま、学生なわけないんで朝一で偽造。

エジプトは物価は安いんだけど、その分観光施設が高いんだよね。そこで役立つのが学生証。大概の施設は半額に。電車も学割が効く。これがあれば日本でも学割可だし。
そんなんで作れちゃうから、日本人に関わらず、結構やってる人は多い。大学名を書くとこなんてみんな適当。日本語なんて、わかりっこないから適当な名前いれたり。「ART」とかって入っていると更に割引される所もあるらしく「Mabori Art Univ」(センスなし)って受け付け用紙には書いた。しかし、どうも長かったらしく、記載されていたのは「M・A・U」…マジか?ま、日本でも通じそうだしいっか。

早速「考古学博物館」で効力発揮、半額だ。この分でいけば明日のピラミッドあたりで元はとれそう(発行に少し金がかかる)。
博物館の見所は、なんと言ってもツタンカーメン。その展示室だけ空調が違うし厳重。やっぱ、それなりに見る価値のあるものだった、キラキラ光ってます。
他のもインディ・ジョーンズ系でなかなか面白かった、終わりの方は全て同じに見えたけど。

たまたま「世界不思議発見」の撮影がされていて、俺は展示品の撮影のみ、だったんだけど、宿の奴に聞いたら街頭で竹内なんちゃらを見たらしい。

久々に博物館を見たような。一周すれば、おおよそ見逃さずに見れる、見やすい博物館だったな。やっぱ行ったり来たりだと何を見たか分からなくなる。
博物館やら美術館、必要以上にデザインを楽しめちゃう建築物だから、計画がおろそかだと利用者が辛いよね。ま、なんでもだけどさ。

その後、チュニスエアーで「払い戻し(カイローチュニス)はできないか」聞いたけど、やっぱ往復割り引きなんで不可との事。

あきらめて、初のコシャリ屋へ。パスタやらそば飯、豆の上にトマトソースをかけたもの。スパイスがあって、辛さを調整する。一杯50円くらいから。
俺的には、これが、かなりいける。日本のりでいえば、吉牛なのかな?街のいたるところにあり、大、中、小サイズあり。なかなか腹にたまるし、気軽によりやすい。初めて食べて以来やみつく。

そして、やみついたもの。エジプトってフレッシュジュースのスタンドも街のいたるところにある。オレンジやら、マンゴーやら。ま、腹の弱い俺は警戒してたんだけど、先日マンゴージュースを食す。美味い!果汁100%だから太らないし、マンゴー好きなんでたまらない。しかも一杯20円!日本はマンゴー自体が高いからな…
更に、バナナセーキ発見!ま、こいつは日本でも作れるんだけど。子供の頃作ってもらった懐かしい味。マンゴーが、作りだめなのに対して、バナナセーキは、言ってから作ってくれるから嬉しい。

コシャリが腹にも溜まったし、午後はカイロのイスラム地区を歩き渡る事に。この街の象徴みたいなもんだからね。

歩いていた時なんだけど、露店で腹に巻くダイエット腹巻みたいなん?発見!値切って300円で購入、愛用中。日本ならヤフオクで、安くても1500円くらいしたような、調べた事あり。

列柱空間の礼拝堂をいくつか訪れたけど、やっぱ神聖な空気…かと思いきや、そこら辺で人が寝ている。イスラムのお祈りって、膝ついて頭を擦り付けるようにするから(街中に額を擦り剥いている人がいる)、建物の中って絨毯敷きなんだよね。で、やることない人なんかは、そこにいて、祈ったり寝たり、一日をそこで過ごすわけ。集団非難してきた体育館みたいな感じ。入り口の奴はチップ払えば中に入れてくれんし、写真なんかも撮ってたんだけど、暇人どもは、ここぞとばかりにイスラムじゃない奴は、でていけ見たいな感じ。
ま、時間になると絨毯が敷かれたりして、街中にお祈りスペースはあって、別に、常にいなくても、お祈りする場所は腐るほどあるんだけど。

凄いのは、お祈り時に、頭を向ける方向…イスラムは偶像崇拝はご法度だから、教会みたいなマリア像やキリスト像はない。変わりに、サウジにある「メッカ」の方向を向く。一生に一度のメッカ巡礼は国民の喜びなんだって。だから建物の計画なんかもそれが中心。正面はメッカに対する軸だったりするし。

途中、お土産通り「ハン・ハリーリ」にて、ガキがあんまりにもうざいから、きれて追い掛けてたら、人がたくさん集まってきちゃって、こりゃやばいみたいな。エジプトのガキ、かなりうざい。

ま、歩いて回ってたから最後の方は時間ギレで見れなかったんだけどね。どこも四時で閉まってしまうのは早いな。
で、その後、始めに書いたようにツーリストポリスで延々と調書書きしたわけ。なんか、疲れた一日だった。


(エジプト/カイロ/ 06/Sep/06)

朝四時半。ピラミッドの一段目で、警察に囲まれている自分。ピラミッド登頂はあえなく失敗…拘束(大袈裟)12時間、貴重な一日を無駄にしてしまった。

朝二時半に起きる。ギザ文化財敷地内に忍び込み、ピラミッドを登り、頂上から朝日を見る!という前日の砂漠メンバーでの計画。
ヒロさんは、今世紀始めの日に一度登った事があるらしく、登りきって御来光後、捕まった。ってわけで、明るくなったら捕まる事は確実。要は、登った後か、登る前に見つかって捕まるかの話。

幸先がよろしくない。ギザまでのタクシーの地点で、かなり嫌な傾向が。ドライバーがアホなんか、うちらの説明が悪いのか、何度言っても目的地に着かない。スフィンクスってのに、「ホテル・スフィンクス」だったりで、らちがあかない。
こういう事って、うまくいく積み重ねが大事。一つうまくいかないと予兆的なもんがあって、最終的に崩れんだよね。
なんとか着いたけど、門兵のいる前で降ろそうとする。しかも、始めに言った額に上乗せ。自分で間違っといて「走り回ったから」とか言って。始めの額を支払い、とっとと追い払う。

敷地内へのアプローチは、お墓内のフェンスが壊れた所から(2mくらいの壁の上に、更に3mくらいのフェンスがある)。夜中の三時過ぎ、墓に行くなんて、信じられん。ピラミッドの為に、感覚が若干マヒしているかも。

内側の壁が少し高かったけど、敷地内侵入成功。俺は、昼来てないから、考えてみると初か…。ビラミッドの麓まで直線で約300m。この間、スフィンクスの横やら、デコボコした遺跡の中をぬけていく、結構大変。それ以上に大変なんは、ライトの明かりやら、どこにいるか分からん警備の人間を警戒してぬけて行く事。気分はジャック・バウアー(by 24)。

途中有刺鉄線に一名からまるも、無事麓まで到着。
んで、本来こっからが、慎重に行かなきゃだった。ほぼ、勢いそのままに行ったら、白い影。ヤバい…見つかったか?なんて思いつつ、物陰に隠れるけど、何か踏んだらしく、足元で割れる音。
「How do you do?」って声をかけられるけど、しばらく、しかとして隠れる。無線で連絡とりながら「ショットガン」なんて言ってるし(実際は持ってなかったんだけどね)…反対側からも人が来て万事休す。手を挙げて投降…捕獲(大袈裟)。午前四時半。

ピラミッド一段目に座らさせられる。登れたのはこの一段か…。下っ端ポリス数人に囲まれながらも、雲が少し出ていてピラミッドにかかってるのが綺麗だななんて思いつつ眺めていると、中間管理職登場。やっぱ怒ってる。少し厳しい口調で。
「何してたんだ?」
「いやー、月も綺麗だし、ピラミッドを近くで見たくて」
「登ったのか?」
「登ってません」
「登ろうとしたか?」
「とんでもない、そんな危険な事」
的な会話。

その後、ツーリストポリスの事務所へ移動。連行される途中にアザーン(読経)が。毎日うるさく思う早朝の読経を、今日は頂上で、優雅に聞きたかったのに。こんな形で聞くとは。

んで、こっからが長い。拘束12時間。

まず、尋問が十分、待たされるのが三十分の繰り返し。段々、上役になっていくんだけど同じ内容の質問。一回話したんだから、伝えろよ。
しかも、こいつら英語が全くできない(最低限って事ね)。なんだけど、ツーリストポリスが英語をしゃべれないのは、大問題だと思う。所長クラスの奴ですら対応できない。英語のできる一般人(多分)を通訳にしはじめるし、全くもって何言ってるんだか分からん。

ま、更に日本語通訳なんかも呼んで、二、三度繰り返し帰れる雰囲気。しかし、どうも身柄が確認できないのがネックらしい(この地点では)。
捕まるのはわかっていたから、下手にパスポート持ってかなかったのと、ホテル名を偽ったのが原因。名前やら、生年月日やら書いたんだけど、やっぱなきゃダメだって。とりあげない事、見たらかえす約束をして、俺だけ残り、三人と二人のポリスで宿に取りに戻る事に。午前九時。

しばらく待ってもナカナカ来ない。ポリスも「見捨てられたのか?」なんて。冗談混じりに…いや、あんたの仲間もついていってるじゃん?
二時間くらいかな…一緒に行った、ポリスがたち悪かったらしく、わめかれたり、押さえ付けられたりして、かなり大変だったとか。ホテルの場所も知られるのが嫌だったから、極力離れた位置でタクシー止めたりして。

一時間くらい確認して、終わりでしょ、やっと解放…なんて思うんだけど、こっからわけのわからないおかまちゃんポリスに調書が移行。こいつがやたらと、たちが悪い。要領を得てないのか、やたら時間がかかる。しかも、これから上に通すとかでパスポートを返さないし、持って目の届かない場所に行かれる。

考えたら、登れてないし、たかが侵入しただけじゃんね(入場料は必要だけどさ)?ほかにも沢山いるだろう?マニュアル化しとけよ。
最後だっても最後じゃないし。「1 minute!」が一分だったためしがない。
ワケの分からん拘束、パスポートを返さないとかもからみ、さすがに、頭にきた…こいつだけは、許せん。
おかまっぽい仕草と目付きにもムカついて、こっちも逆ギレ状態。しばしば言い合いに。っても言う事なんて聞きやしないんだけど。かなり大人気なかったが、あまりにも腹が立ったので、終わりの方は、ワケのわからん英語をわめいていた。ま、言った分だけ、うさばらし、

まだかまだかと、一時間くらい待たされてから、クーラーの効いた部屋へ通される。大ボス登場、話し方やら、威圧感が違う。二人くらい使用人が着いてるし、入ってくる奴ら全員敬礼。
あきれ顔で少し尋問された後、「二度とすんな」みたいな感じで注意されて「もういい」みたいな。
その後、パスポートコピーなんかで、おかまちゃんにじらされて、一時間くらいしてからやっと解放。午後四時。

長かった…。ヒロさんが前、捕まった時は二時間くらいだったとか。宿の情報ノートに書いてあった奴は、平手打ちをしこたまくらったらしい、うちらも男だけならわからなかったな。
人それぞれみたいね。お節介ながら、マニュアル化すべきだよ。この先も必ずいるだろうから…俺も五年後くらいにリトライしたいし。

なんかダラダラした文章になってしまったけど、てな感じで、ある意味思い出に残る体験ではあった。あー、ホント登頂したかったな…残念。

そうそう、朝から何も食べてなかったから、ケンタで食べたんだけど、チキン3ピース、コールスロー、ポテト、バンズ、ドリンクで400円(20£)安いよね。ケンタでバイトをしていたこともある俺としては、かなり嬉しい。ま、他の食い物に比べたら破格に高いんだけど。
ポテトとバンズには手をつけなかったけど、フライドチキン食べちゃいました。あ、ちなみにダイエット中です。
by takeharueguchi | 2006-09-09 22:53 | Egyptian